エノキダケイコの日常

映画、本、旅行のブログを毎日楽しそうに書いているエノキダケイコの、それ以外の日常生活やお知らせを書くブログ。どれだけ書けば気が済むんだ!?

失敗した(涙)食べ物は見た目じゃない。シリーズ2/4

昨日焙煎した豆を、今朝淹れて飲んでみました。(注:最初は強火、その後は弱火~中火くらいの火加減で、短時間にいい色に仕上げたやつ)

これが…浅くて全然ダメ。見た目はちょうどいい、イメージ通りの”コーヒー豆色”なのに、美味しい浅煎りというより、今ひとつ、ちゃんと火が通ってない感じ。今まで焙煎に1時間かかって失敗したかなー、何いつまでも煎ってるんだろう、と思ったときでも、淹れれば美味しかったのに、今回、短時間でいい焼き色になった豆は味のほうがダメ。

うーむ…。食べ物は見かけじゃない!何でも、じっくり中まで火を通すのが大事なんだろうな。今回は短時間でうまくやれたつもりだったのに、表面に色がついただけで、中が生だったのかなと思います。だからコーヒーでも、遠赤外線でじっくり中まで火が通るという「炭火焙煎」が人気になったりしたのかもしれない。

焙煎って難しいものなんだろうな。自分で焙煎するようになる前に毎月何百グラムも買ってたカ〇ディの豆も、同じ種類でも買ったときによって煎りの深さが多少違ったりしてたもんな。(見た目はいつも同じでも)

失敗すると、そのときはちょっとガッカリするけど、確実に経験値があがるから面白い。さっそく今日も試してみよう。

今度は、

  1. 最初はちょっと強火(乾かすため)
  2. その後はやっぱり「とろ火」で、それでもそれなりな焼き色になるまで、ひたすら煎る。

これしかないかな~。

(ついでに、昨日失敗した豆を「煎りなおす」ってのはやっても良いのだろうか。まずこれを試してみるか…)

やり方を見直す(ノー電子レンジ)シリーズ1/4

久々のコーヒー焙煎のおはなし。

相変わらず、数日に1度は焙煎し、毎日2~3杯は飲んでるのだけど、焙煎のやり方にとくに進歩のない日々でした。強めの火(といってもせいぜい料理するときの「中火」)で焙煎するとすぐ焦げちゃうので、浅煎り好きの私は弱火より弱い「とろ火」で焙煎することが続いていましたが、それだと下手すると1時間たっても十分に豆に火が入らないのです。(それでも味はそう悪くないけど)

失敗はだいたい豆が湿ってるせい、梅雨のせいだと考えてたのをちょっと思い直してみる。湿ってるからといって、電子レンジ「弱」にかけるのはやめたほうがいいんじゃないか。

食品を電子レンジにかけると、中のほうまで温まるけど、表面が乾きすぎてカチカチになることがある。それと同じように、コーヒー豆も硬くなってしまうんじゃないか、フカフカに膨らんでほしいのに。

ということで、焙煎のやり方を見直してみました。

  1. 最初は強火で、豆をよく温める。最大3分くらい。(それ以上やると焦げてくる)
  2. その後は弱火~中火の間くらいの火で、ひたすら焙煎を続ける。

…ってやると、今までより短時間でいい具合にパチパチいうようになりました。

あともう一つ、見直したことは、焙煎する前にはじく豆を、明らかに色が悪いやつくらいに限定してみました。少しだけ欠けてるとか、形がくずれてるやつは入れたまま。で、焙煎が終わった段階で、ちゃんと煎れてない生っぽい色(うす茶)の豆はどんどんはじく。そうすると、大きすぎる豆や、もともと色が薄すぎるかなと思ってた豆はどんどんはじかれる。少し欠けてた豆はもう目立たなかったりします。状態が均一な豆は味も近いんじゃないかという想像です。

焙煎したばかりの豆より、冷ましてガスを抜いたほうがおいしいというので、今日焙煎した2種類の豆を明日は飲み比べてみようと思います~。

タンザニアを洗う、そして焙煎の失敗のあとの美味しいコーヒー

混乱しています。全部失敗したと思ったのにコーヒーはいけた。

順番に説明します。

久々に洗った豆は、乾かす途中で割れたりして、全部取り除くとあまり残らないんじゃないかという状態でしたが、エアコンの吹き出し口に置いてできるだけ乾かして、さきほど焙煎してみました。

これがうまくいかなくて‥‥。弱火でゆっくりゆっくり焙煎したら、色づいてはきたけどまったくパチリともポチリとも音がしない。全然膨らまない、はぜない。これ以上やると表面だけ焦げそうになったので、かなり煎った後しょうがなく火から降ろしました。これを手挽きのミルで挽いたら案の定、カタイ。中までふっくら火が通ってないので、節分の大豆を挽いてるみたいです(←若干、おおげさ)。でもなんとか挽いて淹れてみたら…酸味がよく残っていて苦みがなく、いつも気になる「クセ」もなぜか気になりません。何も知らずに飲んだら、浅煎りが自慢のスペシャルティコーヒー店ブレンドかなと思ったかもしれない。なんでこうなるんだろう。あ~~コーヒーわからない~~

こんな焙煎、多分プロのバリスタから見れば不合格だろうな。でも実験結果としては「私の舌は美味しいと感じた」を書き残しておきたいと思います。

タンザニアとブラジルのブレンド

洗ったタンザニアはまだ乾燥中なので、普通のタンザニアとブラジルを1:1でブレンドして飲んでみました。これは…いける。

こういうのってほんと好みだと思うのですが、タンザニアもブラジルも私はそれほど好きな豆じゃないのです。

タンザニアキリマンジャロ)は酸味があるのは好きだけど、独特の風味がある。同じように酸味のあるガテマラにはその癖みたいなのがないから好きなんですよ。

ブラジルは香りがすごくいいけどすぐ苦くなる(これは私の焙煎のまずさだろうけど)。

この2つを混ぜると、香りがよく少し酸味があって、私が苦手な癖を感じなくなる。市販の”なかなかいけるブレンドコーヒー”っぽくなるなぁ。タンザニアはもう残り少ないけど、あとはこのブレンドで飲んでみようかな…。

こうやって人はコーヒーの世界にずぶずぶと沈んでいくんだな…。誰かがもう少し簡単に安く自家焙煎できる装置を作れたら、「コーヒーは外では飲みません」みたいなコーヒーマニアが激増する、という未来が透けて見えてきた気がします。

再び豆を洗う理由

前に一度やってみたんですよ。コーヒー豆を洗う(焙煎の前に)

でもすぐに止めてしまった理由は:

  1. 洗ったほうが美味しいとは感じられなかった(私の味覚が鋭敏じゃないせいかも)
  2. よく乾かすのが難しい。冬に暖房器具の吹き出し口に置いたりすると早く乾くけど、春から夏は梅雨や台風で湿度が高いし、冷房の吹き出し口に置いてもあまり乾かない。
  3. デカフェつまりコーヒー生豆からカフェインを除く方法のひとつに「生豆から成分を水に抽出して、カフェインだけを取り出して他の成分を豆に戻す」という方法がある。…と聞いて、水洗いしたら旨味が出ちゃうんじゃない?と思った

再びやってみようと思った理由は:

  1. 洗うと薄皮がよく取れるので、焙煎するときに散らなくて楽
  2. 洗うとダメな豆がわかりやすくなる
  3. もしかして、カリカリに乾かさないで焙煎してもいいのかも。いやその方がよかったりして?

洗う理由の2番について詳しくいうと、私が焙煎するときっていつも焼きムラがすごく出るんです。ダメな豆にはいろいろあるけど、白すぎる豆はスカスカだし黒すぎる豆は硬くて冷たくて、どっちもいい焼き色がつかない気がしています。いまの私には、生豆を選別するスキルがまだまだ足りないから、ダメな豆が取り切れないんだろうなー。

水洗いするとダメな豆がわかりやすい理由は、軽すぎる豆は浮くことと、薄皮があるから見えなかった傷や形の崩れたのや色の違いが、はがれたことで見えやすくなることかな。

洗う理由の3番は、かるーくレンチンした豆でもあんまり焙煎時間が変わらないし、乾かしたほうが美味しいという実感もなくて「洗わない」と決めた自分の気持ちがグラグラしている、という状況です。

グラグラのまま、最後のタンザニア100gを洗ってみたら、薄皮がどんどん取れました。傷のある豆がたくさん見つかったし、白すぎる豆や水を全然吸わない硬い豆も取り除いたので、だいぶ減ってしまったけど、良い豆が残ったという誇らしい気持ち。。。いや、まだ、本当に残ったのがいい豆なのか?大丈夫な豆を捨ててないか、悪い豆がたくさん残ってないか?はまったく検証できてません。…これは、「捨てる豆だけ焙煎してみた」につながる流れだな…でも今までダメな豆全部捨ててしまったので、実験のためにこれからは残しておくようにします。

脱線しましたが、洗った豆は今乾かしてるので、「再び洗った豆を焙煎してみた」をしばしお待ちください。

ブレンド失敗と焙煎について

ブラジルサントスを「焦げないていどの深煎り」にして、ベトナムロブスタと1:1でブレンドして飲んでみました。

…やっぱりピンとこないな。ベトナムとブラジルを1:1で混ぜたという味しかしない。ロブスタの特徴のある香り。ブラジルはすごくよくある味で、コンビニとかファミレスの”安くて割と美味しいコーヒー”の味というイメージ。この2つは異質すぎて合わない気がする。

なんてことを色々試せるのは、家に4kg、5種類も豆があるおかげだな。今はまだ、それぞれの豆を単体でいろいろ焙煎してみて、豆の特徴を知りつつ、焙煎に集中してみるか…。

焙煎のことを言うと。友達にあげたタンザニアがやたらと好評だった。「友達スペシャル優遇」で7割くらい増しとはいえ、まあまあ飲める味になったのは、ひたすら弱火で焦がさないように煎ったのが良かったのかもしれない。深煎りを急ぐあまり強火にすると、備長炭みたいな味に(食べたことないけど)なってしまう。もともと浅煎りが好きで、浅煎りに合う豆だけ浅煎りにして売るコーヒー豆屋をやろう!と思って練習してるわけなので(それほど本気ではない)、自分にわかることだけやったほうがうまくいくのかもな。

というわけで、今日もタンザニア100g(あと残り100gだけだ)を、電子レンジで少し乾かしてから弱火で焙煎してみた。焙煎してすぐ飲むより3日くらい置くとおいしくなるというけど、やっぱりすぐに味見したいよね…。

もしかしたら、あんまり乾燥しすぎないほうがいいのかなー。前に生豆を洗って薄皮や汚れを落としてみるという実験をしたこともあった。味の違いは私にはわからなかったけど、焙煎中に皮が散らないと楽だし(洗わないとガスコンロ周辺が皮でまっくろになる)、カリカリに乾燥しないで焙煎した方が実は美味しい?などいろんな可能性を疑い始めてるので、次はまた洗ってから焙煎してみようかなぁ。

試行錯誤は続く。。。

ベトナムロブスター(※甲殻類ではない)とブラジル ①

私は生のコーヒー豆をとてもお安いところから取り寄せているので、1kg1000円あればかなりの種類が買えるんだけど、どれが特に安いのか見てみたら、ベトナム産のロブスタという種類の豆が1kg550円でした。スタバのトールラテていどの金額で、1杯12gとして88杯飲める!!

このお店って良心的で、どの豆にも率直なユーザーボイスを載せている。この豆については「マズイ」「不良豆が多すぎる」などのネガティブなコメントもありましたが、「いや、いけるかも?」という意見も。

すでにお気づきの通り、どのくらい不味いのか豆をレンチンせずにいられないほどの不幸なチャレンジャーなので、当然この豆を買ってみました。

コーヒー豆で王道なのはアラビカ種ですね。ブレンドやインスタントコーヒーは「アラビカ種限定」とうたったものがあるくらい。丸っこくて硬くてツルツルの、小石みたいなロブスタは、安いブレンドに使われるような豆なのかもしれません。

でも、ベトナムコーヒーは好きだ。豆をバターで炒めるから甘い匂いがすると誰かに聞いたけど、濃く淹れて練乳を混ぜて飲むとスイーツ(照れるな)みたいに美味しい。そういえば前に勤めてた会社では、席にベトナムコーヒー容器を置いて、用事で相談にくる人に振るまったりしてたな。(変なやつ)

など思い出しながら、焙煎してみました。なるべく深煎りにするのが妥当だろうと思っても、なかなか深くできないのが私だ。なぜならあまり濃いコーヒーは好きじゃないし、手煎りしてると焦げそうだから。

で、中深煎り程度で火を止めて、さっそく挽いて淹れてみました。

あれ……美味しい……。ぜんぜん不味くないです。そして、バターの甘い香りと聞かされていたのが、ロブスタ豆そのものの香りだとそこで気づきました。私この豆、好きです。何の問題もない。

でも実は、口に合わなかったときのために保険を打ってありました。ベトナム豆のコメント欄に「ブラジルサントスと1:1でブレンドすると、イリーみたいで美味い」と書いてあったので、ブラジルも買ってあったのですよ。(これも1kg645円という安さ)

なるべくエスプレッソ用っぽくなるように、煎って煎って…いつまでたっても黒くならないし、パチパチとはぜる音もあまりしないな…。私はそもそも、いつもガスコンロの火を最小にして煎ってるからか。最後パチパチっといってもらおうと思って火を少し強めたら、来ました来ましたパチパチ。でもなんか煙がすごい出てるので、慌てて火からおろしてお皿に広げて冷やし始めたけど、ちょっと手遅れっぽいな…焦げ臭いな…。

で、さっそくブラジルだけで淹れてみたら、なんか苦い。トーストを焦がしてしまったけどそのまま食べたときの味だ。…でもせっかくなので、特に黒い豆を選んで捨てて、もう少し飲んでみることに。

翌朝(今朝だ)、とうとう「ベトナム:ブラジル=1:1」で淹れてみました!

その結果は!

…やっぱ苦いな。苦いものを混ぜるとすべてが苦くなる。ベトナムだけで飲んだときのほうが美味しかったです。これではブラジルが気の毒だ。惜しいけど焦げ豆は捨てて(※65円分くらい)、今日帰ったらもう一度適切な煎りをやってみよう。

人生初のブレンド体験は失敗に終わってしまったー。

それにしても思うんだけど、イタリアンローストとかって焦げすぎじゃない?いや、お店で飲むのは苦いけど焦げた感じではないか。深煎り豆はカフェインが飛んで眠れなくならないというけど、何にしろ食べ物のコゲは老化を早めるって話もあるので、私はやっぱり、中煎りしかできない人間のままでいいや…(ほかは技術的にできない)

ベトナム&ブラジルは後日再挑戦します!