実験しないと気が済まない性格。
さっそく電子レンジだけでコーヒー豆を焙煎する実験をしてみました。失敗覚悟ですが、なるべくマシな結果になるよう、少しずつ少しずつ、弱く弱く、200Wで1.5分~2分を繰り返します。ちゃんと記録しなかったので何回やったかわからないけど、あっためる度に皿の上の豆をひっくり返して均一に電波が当たるようにしてみました。使った豆は、1kg買って残り300gまで飲んだタンザニア。今までのところ、まあまあ美味しいと友人たちが言ってくれている(友人なので50%くらい増しだと思うけど)豆です。
結果は、このありさま。(お見苦しくて申し訳ありません!)
まぁとんでもないムラ具合。真っ黒でツヤツヤで炭寸前です。あまりにムラがあるので、白い豆は捨てて黒い豆と茶色い豆を選り分けました。早速挽いて淹れてみます。
まず、「炭寸前」から。少量なので手挽きすると、軽い軽い。炭を挽いてるみたい(笑)。そして淹れてみたら……苦い。強いて正しい焙煎度合いにあてはめると、最も深い「イタリアンロースト」に近いけど、この苦さは豆と関係ない「炭の味」なので、無理に飲み干さずに残りはゴミ箱にGoです。ごめんねコーヒー豆。。。
次に、茶色の、一見すると中深煎りくらいに見える豆を挽きます。…重い。こんなに色づいてるのに、まるで生の大豆でも挽いてるように硬いです。こっちも炭と同じくらい、いやな予感…。口に含んだら「!」何だこれは。激マズではないです。でもいつもと全然違う味。香りはほとんどなく、最初に酸味と甘みが感じられて「美味しい」。でもその後に口に残るのは、なぜか苦みだけ。どんどん苦くなる。う~ん、なんだろうこれは。もしかしたら、電子レンジって食品の内側からその水分で温めるので、見た目が茶色でも内部がコゲちゃってるのかな。挽いたあとの粉の色も茶色のままで黒くはなかったけど、いい具合に浅いような、火が通りすぎてるような味です。結論として、後味が悪すぎるのでこれもNGです。
やってみると明確にわかりますね。「電子レンジでコーヒー豆は焙煎できない」という結論が出ました。今までのところ、乾燥だけならレンジでも効果があるので、今後も乾燥には使って行こうかなーと思います。
あー面白かった。