強めの火で、見た目は「いい具合」に焙煎できた豆が意外とマズかった件で、試しに「再焙煎」というか「追い焙煎」をやってみました。一度焙煎が終わった豆を、再加熱するということです。生焼けなんだから焼き直してみよう、という。
豆は焙煎しただけで挽いてないので再加熱できるっちゃできます。網に戻して、前からやってる「とろ火」で10分追加で焙煎してみました。
見た目はこうです。
見た目は、ちょっとツヤが出たねというくらいでほとんど変わりません。
味は?
…さっそく、アツアツの豆を挽いて淹れてみました。…多少まろやかになりましたね。多少です。10分ぶんだけ、生焼けっぽいエグミがなくなって飲みやすくなったけど、完璧!という感じでもなく、まさに10分ぶんという感じ。一度色がついてしまっているぶん、このあと何分くらい焙煎すれば「ちょうどいい」状態に至るのか、見た目でわかりづらい(私には見分けられない)ので、これ以上のチャレンジはやめておきます。が、やはり、豆のおいしさは焼き色じゃないですね。じっくり中まで火を通すのがベストで、その方法はまだまだ試行中といったところです。
いやー、とろ火で下手すると40分も1時間もひたすら網を振り続けるという、自己流のカッコ悪い焙煎のほうが味が美味しいというのが今のところの結論で、二の腕が細くなるどころか、力士のように霜降りの立派な太さが育ちつつあるのが気になります。。。
次回、シリーズ最終回は「初心に返ってとろ火で焙煎」について実験してみます。