2月に「コッペリア」を見て以来、ちょっとバレエにはまっています。言葉がなくても雄弁な身体で演じる世界って素敵。
先日見たのはシェイクスピアというちょっと変わり種だったので、オーソドックスなものも見たいなと思って「白鳥の湖」。なんとなく知ってるのは小さい頃「こどもバレエ」でも見たんだろうか。
今回、オデットは柴山紗帆、王子は井沢駿。オデットは繊細でか弱い役柄だから、というのもあるけど、まったく無駄のない身体で切なそうに踊るのが、もう弱っていく白鳥にしか見えません。王子は自分を貫こうとしているのに、まんまと罠にかかってしまい、絶望する・・・という心の動きがひしひしと伝わってきて、本人の若さや純粋さが演技にそのまま出ているように感じました。
衣装を見るのも好きだけど、今回は白鳥はイメージ通りの純白、王子たちも定番のように見えたけど、王様や王女たちの喪服やたっぷりした衣装、各国からの来賓のキャラ設定などが楽しかったです。あと、悪役っていつも魅力的。悪い演技ってほんとに面白い。
この次は、楽しくてカラフルな作品も見てみたいな、と思います。この次に「くるみ割り人形」やるときは先行予約しなくちゃ・・・。